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スポットバイトスケジュール管理マニュアル

フリーランス医師マニュアル

<はじめに>

スポット勤務のみで生計を立てるという生活もついに2ヶ月目に突入しました。
周囲にはスポット勤務=医局派遣という経験の先生方しかおらず、スケジュール管理の方針を立てるのに随分と苦労しました。
留学を検討される医師の多くは一時的にスポット勤務でやりくりする時期を経験する方も多いようですので自分なりのマニュアルを作ってみました。

 

<求人が出るタイミング>

一般的に求人は勤務日の1ヶ月前程度がピークとなり、2週間前くらいまでは応募可能な事が多い印象です。
1週間程度のまとまった契約期間の大型案件については2~3ヶ月前からチラホラと見受けられます。
また直前期には急募案件が出回り単価も良いのですがすぐに充足してしまうため、これらを狙うのは得策ではないと思います。

 

<勤務開始の3ヶ月前にはエージェントに登録すること>

私の場合は民○医局、m○、メディ○ェルの3社に登録しています。
民間医局の場合は登録後に担当エージェントとの面接が設定されるため、勤務開始な状態になるまで少し時間がかかってしまうため注意が必要です。
また前述の求人スケジュールを考慮すると少なくとも3ヶ月前にはエージェントに登録するべきです。
まずは2週間〜1ヶ月程度、案件をパラパラと眺めてみましょう。
健康診断、内科外来、内科当直、訪問診療等の業務内容毎、勤務地域毎の相場を把握しました。
地域や業務内容によって時給/日給に大きな差がありますし、中には相場以下の価格で医師を買い叩こうとする依頼主もいるので注意が必要です。
応募する前に数週間~1ヶ月程度は応募せずに、相場を勉強しましょう。
そうすることでブラック案件を回避できる可能性が高くなると思われます。



<ラッキー案件を狙うのはイマイチ>

基本的には1ヶ月前〜2週間前の間にスケジュールを手堅い案件で埋めてしまうのが吉だと思います。
直前には急な欠員などのよる「急募案件」いわゆるラッキー案件が出回ることもあります。一般的には時給も相場以上が提示されますが、競争率は高いような印象があります。
また仕事が無い日が生まれてしまうリスクを考えると、ラッキー案件のためにスケジュールを空けておくのは賢明とは思えません。
どうしてもスケジュールが埋まらないところに急募案件が出てきたら応募する、くらいのスタンスが良いと個人的には考えています。

 

<高リスク案件は基本的に避ける>

私がフリーランスになって驚いたことがあります。
それは救急指定であっても、救急指定なしの外来や安定した患者を担当する訪問診療でも単価はそれほど変わらないということです。
このような状況を考えるとリスクを冒すのは全くもって合理的ではありません。
単価/リスクを鑑みて以下のような優先順位で案件を選んでいます。
訪問診療>健康診断>内科外来(救急対応なし)>>>救急対応あり案件(やらない)
フリーランスの医療過誤やトラブルを助けてくれる病院なんて存在しないと思っているので、高リスクな案件は受けないようにしています。
万が一にでも訴訟になったら元も子もないですからね。

 

<さいごに>

もしフリーランスとしての仕事をされる方がいらっしゃいましたら、上手に案件を選んで快適な生活を送って下さい!

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