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MPH留学のための情報収集

MPH留学準備編

<はじめに>

MPH:公衆衛生学修士課程への進学を検討する上で、まず必要となるのが情報収集です。MPH留学になんとなく興味はあるけど、何から調べていいか分からないという方向けに、どんな情報を集めるべきかをまとめてみました。

 

ToDoリストはこちらから↓
米国MPH受験に向けてやるべきことーTo Do Listとタイムラインー
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); <はじめに> 2019年3月に現職場を退職し、2019年7月から米国の公衆衛生大学院(School of P...

<大学院のランキングをチェック>

どこの大学院のMPHプログラムが良いのかも最初は検討がつかないというのが普通だと思いますので、いくつかの大学院ランキングを参考にしてみると良いでしょう。
The Best Public Health Programs in America, Ranked
Explore the best graduate programs in America for studying Public Health.
こちらのランキングでのTop5は
#1 Johns Hopkins
#2 Harvard
#2 U of North Carolina – Chapel Hill
#4 U of Michigan – Ann Arbor
#5 Columbia
となっています。
米国外の大学も含めたランキングでは
http://www.shanghairanking.com/shanghairanking-subject-rankings/public-health.html
#1 Harvard
#2 Johns Hopkins
#3 London School of Hygiene & Tropical Medicine
#4 U of North Carolina – Chapel Hill
#5 Karolinska Institute
となっています。
まずはこれらの大学の中から地理条件などから候補を除外する&絞り込みます。
例えば、Johns Hopkinsのあるボルチモアは治安が比較的悪い地域なので、気になる方は避けた方が無難でしょう。都会が好みならColumbia(NYC)やLondon Schoolなんかが良いかもしれません。寒冷な気候がどうしても無理な方は、Top5には入っていませんが、Top10以内のEmory、U of WashingtonやUC Berkley等が候補に挙がるでしょう。

 


<大学の公式サイトをチェック>

いくつかの大学をリストアップしたら、公式サイトをチェックしてみましょう。
見るべき項目としては
  • プログラムの概要(1年制or2年制)
  • 専攻分野の種類(Epidemiology, Health Policy, Global Health etc.)
  • 受験資格(プログラムによっては一定期間の実務経験が必要な場合がある)
  • 必要経費(学費+一般的な生活費の目安が掲載されていることも)
  • 教員(どんな研究をしているか、論文の内容や実績)
  • 生徒の統計(留学生の割合、人種の割合、入学の倍率)
あたりでしょうか。
米国の公衆衛生大学院は教員の数も多いので、どんな研究をしている先生がいるのかを調べると面白いです。また研究テーマの内容からその大学がどんな分野に力を入れているのかも垣間見えます。

 

<ブログチェック>

公式サイトで「オモテ」の情報を探した後には、留学生のブログを参考に「ウラ」の情報を探してみましょう。どんな授業が評判がいいのかや、大学院での交流イベントの様子、インターンについてなど公式サイトにはない情報が盛りだくさんです。
私が参考にしたブログをいくつか掲載させていただきます。

G-Plan

ハーバード大学公衆衛生大学院で産業衛生を専攻されていた方のブログ

エモリーMPH留学記

note(ノート)
エモリーMPH留学記|TKT|note
https://note.mu/taketot/m/m2c7fd93ebd7a
2015-2017年にかけて、エモリー大学ロリンス公衆衛生大学院@米国アトランタのMPHコースに留学していた時の話

ハーバード大学公衆衛生大学院 留学記

MPH/MBA留学→DrPH社会人学生

ジョンズ・ホプキンスの公衆衛生大学院と経営大学院を修了されてから公衆衛生学博士課程に進まれた方のブログ

 

<各種学会・講演会をチェックする>

ある程度大学をリサーチすると、自分の関心にあった教員に目星がついてくると思います。
有名な先生であれば、日本の大学や学会で招待講演などをされる機会もありますので、そういったチャンスを逃さないようにしましょう。
自分の場合はアメリカまで会いに行くよりも安い!ということで交通費を惜しまずに伺っていました。実際にその場で相談が出来ることもあるので、オススメです。

 

<キャンパスビジット>

実際にアメリカのキャンパスまで見に行くということも選択肢としては考えられます。自分は旅行ついでに見に行ったのですが、メリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
  • 住環境や大学の設備は見てみないと分からない
  • 実際の授業を見て大学を判断出来る
  • Admission Directorに顔を売れる
  • 留学中の学生から多様な意見が聞ける
  • 訪問時のエピソードをエッセイに盛り込める

 

デメリット
  • 時間がかかる
  • お金がかかる
  • 実際に合格してからでもキャンパスビジットは出来る
  • 授業はMOOCやedX等で一部無料配信されていることもある
キャンパスビジットで合否が大きく傾くことはないと思いますので、余裕のある人だけでよいと思います。自分もアメリカ旅行の口実がなければ行ってなかったでしょう。

 

<まとめ>

  • まずはランキングで大学をスクリーニング
  • 公式サイトで興味の合うプログラムと教員を探す
  • ブログで「ウラ」情報をゲット
  • 学会やキャンパスビジットでさらに情報収集を



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