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MPH留学日記 Day56 電子タバコについて学ぶ

JHSPH留学日記

課題だらけです。

そろそろSummer Termも終わりに近づいてきたので、試験+課題に追われる毎日です。
試験のほとんどはオンラインで好きな時に受けるスタイル(教科書・授業スライド参照可)なので、日本の大学であるような持ち込み不可で教室で受ける試験はEpidemiologyくらいです。
毎日なにかしらのQuizやレポートをやり続けないと全く終わらないので、結構大変です。

セミナーシリーズに参加してみました。

今日は昼休みにホプキンスの国際タバコ研究センターのセミナーに参加してきました。
ホプキンスでは毎週のようにセミナーが開催されており、関心のあるトピックの最新の知見を仕入れる事ができます。
無料の上に、しかも食事付きのこともあるので、とってもオトクなのです!
夕方には矯正医学と人種差別のセミナーもあったのですが、そちらも夕食付きだったらしく多くのクラスメートが参加していました。
中にはご飯目当てで、学校のロッカーにタッパーを常備しているというツワモノも笑
さて、今日のセミナーは電子タバコについてでした。
現在電子タバコは15000種以上のフレーバーが売られているらしく、ネーミングを可愛くすることで10代の多くが依存している状態にあるそうです。
従来のタバコよりもデザインも洗練されており、筆箱に他の文房具と入れておくとどれが電子タバコか見分けがつかない程です。
<引用元:https://vaping360.com/best-vape-starter-kits/e-cigarettes/>
またニコチンの含有量は通常のタバコよりも多いため、ニコチン中毒に陥りやすいと教授は指摘していました。
現時点では人口の2%のエリアでしか規制がかかっていないようなので、今後の規制に向けたエビデンスの構築が急務のようです。
また販売制限を設けている地域においてもネット販売などで10代が電子タバコを購入している現状が明らかになっています。
一方で電子タバコが禁煙のプロセスにおいて役立つ可能性も(データとしてはまだまだ不十分だが)示唆されており、どのように規制をかけるべきかについても今後の議論が必要なところです。
最先端の医療トピックに触れられるこの環境は大変恵まれていると思うので、美味しいごはんを食べつつこれからもセミナーには積極的に参加しようと思います。

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