はじめに
次世代のグローバル人材を養成する官民協働の留学支援制度トビタテ!留学JAPANの第6期の選考が着々と進んでいるようです。このブログにも数名の方々から相談を頂いておりますが、全て登録されているメールアドレスに返信をさせて頂き対応しております。
そんな皆さんが晴れてトビタテ生に採用された際に「すぐに」「もれなく」やって頂きたい事をまとめてみました。
①関係各所に確実に報告する。
おそらく、トビタテの応募に際してはご家族、所属大学、留学受け入れ機関から多大な協力をしてもらっていることと思います。そういった方々に採用の報告をし、しっかりと御礼をしましょう。応募書類の書き方や2次選考対策でお世話になった人がいる場合には、感謝の気持ちを伝えてください。
私達トビタテ生の多くは直接の面識がなくても、「留学したい!」というアツい気持ちがある後輩達の応募を全力でサポートしますが、皆忙しい中で時間を割いていることを決して忘れないでほしいです。相談にのってもらいながら、その後は音沙汰なしというのは、自分自身の信用を損ねることにもなりかねません。
このような、「ちょっとしたこと」を折り目正しく行うことが、良好な人間関係の構築に繋がりますし、その逆も然りです。
結果がどうであれ、お世話になった方には必ず報告と御礼をしましょう。そうすれば、今後も何かあった時に力になってくれるはずです。
②語学の勉強をはじめる。
英語圏に留学する人は、どれだけ自分が英語が得意だと信じ込んでいても必ず壁にぶち当たります。ですので、謙虚な気持ちで英語を勉強し直して下さい。
特に医学生だと、医療用語などは普段の日常生活で使わないため、抜け落ちがちです。専門用語がわかないと、上級医とのディスカッションの機会を有効に使えなくなってしまいますので、留学までに確実にブラッシュアップしましょう。医療系の専門単語の勉強にはこの本がオススメです。
非英語圏に留学する人の中には、先輩たちから「英語が出来ればなんとなるよ」と悪魔の囁きともとれるアドバイスを貰うこともあるかと思います。
・・・無視して今すぐその国の言葉を勉強して下さい!!
何も、完璧に話せるようになる必要はありません。挨拶、簡単な自己紹介、数、買い物の時に使えるフレーズ等を出来るだけ覚えると良いでしょう。
僕の場合は、タイへの留学だったのですが、確かに病院にいるドクターや医学生達は英語が堪能でなのですが、日常生活では英語を話せない人と関わる必要が多くありました。考えてみれば当然のことなのですが、コンビニのレジのおばちゃん、バイクタクシーの運転手さん、食堂の兄ちゃんは必ずしも皆英語が出来るわけではありません。
ある日、救急外来の深夜シフトで、眠気に襲われた僕は、病院内のセブンイレブンで「One hot cofee, no sugar please.」と注文しました。するとなんと、レジのおばちゃんは笑顔で激甘のアイスコーヒーを出してきたのでした(笑) あまりにも、おばちゃんの笑顔が眩しくて、文句も言えず、そのまま大量の砂糖入りコーヒを胃に流し込んだのでした。
その後、すぐに友人にタイ語での注文の仕方を教えてもらい、翌日からお店ではタイ語を使うようにしました。間違っていても、みんな耳を傾けてくれて、なんとか理解しようとしてくれます。
やっぱり自国の言葉を使おうとしている外国人には、寛容になってくれるものなのかもしれません。
日常生活をより、豊かに快適に過ごすためにも、現地の言葉を理解する努力をしましょう。そうすればきっと、素敵な留学生活になるはずです。
③ビザの申請は計画的に
長期留学の方の多くは学生ビザなどを申請する方が多いと思います。都市圏に住んでいる方はあまり問題ないとおもうのですが、地方に住んでいると一大事です。
タイのビザ申請は、大使館窓口に直接出向く必要があり、申請した翌日に窓口で本人が受け取る必要があります(2016年3月時点)。そして対応してもらえる在外公館は東京・名古屋・大阪の3ヶ所のみ。地方に住んでいる場合には、ビザを取得するために、いずれかの都市に出向かないといけないのです。人によっては、新幹線や飛行機の手配が必要なこともあるとおもいますので、留学が決まったらすぐにビザの取得条件などを確認し、準備を進めましょう。
また、ビザ申請に際しては受入機関からの推薦状が必要な場合もありますので、こちらも早い目にリクエストしましょう。自分の場合は、受入機関の担当者が非常にゆったりとした仕事のペースで、英語でのやりとりが難しい方だったので、必要な書類が揃うまで1ヶ月以上かかってしまい大変苦労しました。
留学準備は何事も時間に余裕をもって行いましょう。
さいごに
いかがでしたか?採用された皆さんの留学生活が充実したものになることを願っています!
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