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タニタ食堂のナッジ

Nudgeの事例紹介

<タニタの社員食堂とは>

タニタは体重計や血圧計等の健康関連の計測機器を作っている日本企業です。

同社の経営理念である「我々は『はかる』を通して世界の人々の健康づくりに貢献します」を自ら実践する場として、1999年に社員の健康の維持・増進を目的に東京都板橋区の本社に社員食堂をオープン。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%BF#%E7%A4%BE%E5%93%A1%E9%A3%9F%E5%A0%82%E3%81%A8%E5%A4%96%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E6%A5%AD
ということで社員食堂を作ったようです。
食事から健康になれるよう1食 500 kcal前後に抑えられています。
この取り組みがテレビで放送されて、レシピ本が出版されたところ異例の大ヒットを記録しました。(体脂肪計タニタの社員食堂)(ISBN 4479920250)
これが一気に広まり、タニタの社員食堂を再現した「タニタ食堂」が全国にチェーン展開しています。
そして2013年には映画化もされるなど、注目を集めました。
レシピサイトまで運営しているようですね。
今やタニタは体重計の会社から、食と健康の総合カンパニーになっているような気さえします。

 

<タニタの茶碗>

タニタ食堂では(意図してなのかは不明ですが)、素晴らしいナッジが取り入れられています。
タニタの社員食堂では利用者が自分でご飯を茶碗に好きな量とりるのですが、思わぬ工夫がされているのです。
茶碗の内側には2本の線が引かれていて
下のラインがご飯100g (160kcal)
上のラインがご飯150g(240kcal)を示しています。
社員食堂を利用する人は、どのくらいご飯を入れれば良いのかを考えるまでもなくお茶碗に誘導されてご飯の量を調整出来るようになっているのです。
ちなみにこの茶碗は「タニタ食堂のお茶碗」としてインターネット上でも販売されています。
食品表示の記事でも紹介しましたが、
Nudge for Health
Nudge for Health
http://nudgeforhealth.com/wp/食品表示でナッジ/%20‎
ご飯〇〇gが適正ですといった数字ベースのコミュニケーションは、「記号」にすぎず、どのくらいのご飯が適量なのかイメージが湧きません。
想像出来ないことを実行に移すのは難しいので、このような単純化されたコミュニケーションによる行動変容は受け入れられやすいのではないかと思います。
このお茶碗を使うことによる行動変容に関しての研究は残念ながらみつけられませんでしたが(おそらく社内にはデータがあるのではと睨んでいます)、簡単なデザインで検証できそうなので是非臨床研究として発表して頂きたいです!

 

<まとめ>

  • タニタのお茶碗にはナッジが隠されている。
  • 実際の効果は公開されていないので、是非検証してもらいたい。

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