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医療者必見!社会人として浮かないための情報収集術3選

産業医のキャリア形成

社会人として知っておくべき情報は山ほどある

私が産業医を始めてから、医師と社会人(専属の場合は企業人)では求められる教養が随分と違うということに驚かされました。
医師としては有名ジャーナルのバズ論文を追いかけつつ、時事の医療問題(今なら新型コロナウイルス感染症)について情報を仕入れるということがいわゆる「医師の教養」だと認識していました。
もちろん産業医も医療系専門職としてホットな健康関連話題にはアンテナを張りますし、労働衛生に関連する法令の改正などについても注視していく必要があります。しかし、それ以上に社会人として当然知っておくべき情報が他にも多くあります。この記事では産業医が知っておくべき社会人として浮かないための情報収集術を紹介したいと思います。



1.国内外の経済状況・時事ニュースを常に把握すること

企業活動は、それをとりまく国内外の政治経済状況に大きく左右されます。また国外拠点をもっている企業に関しては他国での情勢なども、自社のビジネスにとっては重要な情報です。

産業医として直接影響のある情報は少ないかもしれませんが、社員の方々を見るとこういった情報は常に把握しており、産業医も見習うべきところだと思いました。

安全衛生委員会や他の部署のカウンターパート(特に管理職クラス)と話す時にも雑談(スモールトーク)のレベルでこういった話題が挙がる事が多くあります。

私自身は時事情報の把握として毎朝「日本経済新聞」をチェックしています。

もちろん全ての記事に目を通すわけではなく、見出しのみをサッと確認し、興味のある話題や自社と関連のある業界のニュースは抑えるようにしています。

 

日本経済新聞は通常電子版だと4277円/月が掛かりますが、なんと楽天証券の口座を持っている方は楽天証券版・日経テレコンを通じて無料で日本経済新聞の朝刊・夕刊の記事にアクセス出来るようになっています。

パソコンからはアクセスできない等の制約はあるのですが、スマホで通勤途中にチェックできるので私は非常に重宝しています。

 

2.自社のプレスリリースは常にチェックする

専属産業医の場合は特に、社内における労働衛生に関連する予算は当然会社の業績に大きく左右されます。会社の情勢を知らないと全くお金を出せる時期ではないのに突飛な提案をしてしまいかねないですし、逆に予算に余裕がある時に提案のチャンスを逃してしまうという事態も起こりえます。

また新規プロジェクトについても大企業の場合は社内で情報が回ってこない場合があるので、会社がどういう方向に動いているのかを知る上でもプレスリリースのチェックは欠かせません。

さらに、プレスリリース情報=公知の事実なので社外の人と自社について話す際にも、プレスリリースに書かれている内容であれば特に気にする必要もないため、秘密保持の観点からも確認が勧められます。

私の場合は、さすがに毎日プレスリリースを確認しても新しいニュースは出てこないので2週に1回程度はチェックしています。

また自社のニュースを追いかけるにはGoogleアラートの設定をしておくと非常に便利です。

Google アラート - ウェブ上の面白い新着コンテンツをチェック

こちらのアラートで社名を入力して設定しておくと、そのキーワードが含まれるニュースなどを自動的に配信してくれるので、情報の見逃しが少なくなります。



3.YOUTUBEを活用する

社会人の中で話題になっているトピックや基本的なビジネススキルを身につける上で欠かせないのがYOUTUBEです。私の場合は常に2倍速でビジネス系の動画をインプットし、日常の業務や社員とのコミュニケーションに活かしています。私が実際に観ていて役立っているチャンネルをいくつか紹介していきたいと思います。

サラタメさん【サラリーマンYouTuber】

https://www.youtube.com/channel/UCaG7jufgiw4p5mphPPVbqhw

こちらはサラリーマンの方が運営されている、ビジネス本をコンパクトにまとめて解説してくださるチャンネルです。いわゆる話題の有名本を流し読みするような感覚でラジオ的に聞けるので個人的には非常に気に入っています。

また企業案件での書籍の提供は一切受け付けていないらしく、サラタメさんが自身で選んだものから動画にされているようで好感が持てます。

 

金子晃之さん

金子晃之
こんにちは、金子晃之(かねこあきゆき)です。 このチャンネルでは、知識ゼロの初心者でも中級者レベルになれるIT知識を紹介しています。 一人でも多くの方のスキルアップに役立ててもらえると嬉しいです。 【↓書籍販売しています】 Amazonで本の全カテゴリーで1位を獲得しました! 【パソコン知識総合サイト】

社会人の必須スキルといえばMicro Officeの効率的な使い方ではないでしょうか。産業医は思いの外、Wordで社内文書を作ったり、Powerpointで講話資料を準備したり、Excelでデータの管理をしたりとパソコンのスキルが問われる場面が多い気がします。

私は産業医になってすぐにExcelやパワポのショートカットを色々と暗記したり、VBAでマクロを組めるように勉強したりと、これらのビジネススキルを身につけるようにしました。

外部のセミナーや書籍等も色々あるようですが、Youtubeには金子さんをはじめとして多くのPC系Youtuberさん達がいらっしゃるので、まずはそれらの動画を見ることから始めることをオススメします。

 

両学長 リベラルアーツ大学

https://www.youtube.com/channel/UC67Wr_9pA4I0glIxDt_Cpyw

もはや仕事には全く関係ないのですが、医師はマネーリテラシーが収入の割に低い人が多いのであえて入れてみました。

高校生で起業して以来、莫大な利益を稼ぎを経済的自由を謳歌している両学長のYoutubeチャンネルです。

この手のチャンネルは胡散臭いものが非常に多いのですが、両学長は非常にバランスの取れた思考の持ち主で自分の考え方を視聴者に押し付けたり、よく分からない怪しげな商品や商材を売りつけるようなこともしないのでそこは安心して頂ければと思います。

人生プランに基づいた資産形成のポイントや、副業を上手く勧めるコツ、不動産投資のノウハウから人生論についてまで明るく、歯切れよく、でも押し付けがましく情報を提供してくれます。

どう考えても有料でもおかしくない出来なので、皆様も是非覗いてみて下さい!

 

まとめ

病院の中で四六時中生きているとどうしても社会人としての感覚を失いがちです。

産業保健に関わる医療者だけでなく、多くの医療者が社会人としての教養を身に着け、それぞれの仕事に活かせることを願っています。

是非今回の記事を参考にしながら、1つでもアクションを起こして頂ければ嬉しいです。

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