そろそろ奨学金応募シーズンもピークだと思います。
8月に入るとSOPHASがオープンし、各大学院の募集も始まりますね。
やることが多すぎて何から手をつけていいかわからなくなる季節ですが、個人的には奨学金応募書類を徹底的にやりこむことを推奨したいと思います。
理由は4つです。
- 奨学金書類はそのまま大学院応募書類に使い回せる。
- 奨学金がとれると大学院に受かりやすい(と思う)。
- 奨学金がないと学費が高すぎて家計に打撃を与える。
- 奨学金コミュニティは刺激の場。
奨学金書類はそのまま大学院応募書類に使い回せる。
奨学金応募の際には留学の志望動機(SoP:Statement of Purpose)、研究計画書、推薦状、履歴書などが要求されますが、これらはそのまま大学院応募の際に転用することが出来ます。
もちろん各大学院の特徴に合わせてエピソードを追加するなど色々とカスタマイズする必要はあるのですが、応募者の興味関心は一貫しているはずなので軸となる部分は変わりようがありません。
なので、奨学金応募の際にしっかりと書類を準備することが大切だと思います。
自分で書いた英語の書類はGrammarlyでスペルチェック&冠詞チェックを行ったあと、プロの方に校正を依頼していました。
英文校正の方の個性も様々で単に文法を直すだけの人から、コチラの意図を確認しながら内容を加筆するよう提案してくれたり、段落や文章の並び順まで一緒に考えてくださる人もいます。
私は後者のタイプの方に依頼しました。内容は当然変わらないのですが、自分の意図が上手く反映された文章にしていただき非常に満足しています。
またプロの方が校正して下さった文章や言い回しを勉強することで、Writing Skillも伸びたと感じています。
MBA受験を専門にされているエッセイカウンセラーさんだと3万円/h程度で目が飛び出るほど高いのですが、自分はたまたま良心的な値段(1万円/h)でものすごく頼りになるカウンセラーさんに巡りあうことが出来ました。(時には厳しい言葉も率直に言ってくださるので本当に有り難かったです。)
履歴書、研究計画書(A4 3ページ)、志望動機(A4 2ページ)、推薦状(A4 1ページ×2枚)をすべて合わせて5万円くらいだったように記憶しています。あとはこれらの書類を切り貼りしながら大学院の出願書類に流用したので比較的安かったと思います。
本当は大学の教授などにもアドバイスを貰いたかったのですが、コネ不足で断念しました。
友人に見せるにはプライベートすぎる内容なので躊躇して結局自分とカウンセラーで作り上げました。内容に関してはカウンセラーのバックグラウンドと重なる部分もあったのでロジック面でもアドバイスを貰えたのはラッキーだったと思います。
もし参考にされたい方がいらっしゃればカウンセラーさんのWebpageをお教えしますので、お問い合わせ下さい。
奨学金がとれると大学院に受かりやすい(と思う)。
奨学金が内定したあと出願していた大学院の入試事務に奨学金内定の旨をメールで伝えました。
メールした翌週にはさっそく1校から合格通知が来たので、奨学金を獲得すると入試プロセスでもなんらかの形で優遇されているのではないかと推測しています。
ちなみにメールでは
- 奨学金名
- 支給金額
- 支給期間
を明記しました。
大学院側からしても金銭的理由であとから辞退されるリスクが少ないので、都合が良いのかもしれません。
奨学金がないと学費が高すぎて家計に打撃を与える。
Johns Hopkins MPHの学費は1年間で約750万円です。一人暮らしでも生活費は20万円/月程度かかると見ておいた方が良いので総額1000万円近くの投資になります。ご家族がいらっしゃればさらに生活費はかかります。
全額自己負担となるとあまり現実的な選択肢とは言えなくなるので、やはり奨学金を獲得出来るように努力すべきかと思います。
高いお買い物ですので、資金計画を十分に練るのは勿論のこと、本当にMPH留学すべきなのかを慎重に考える必要があると個人的には考えています。
奨学金コミュニティは刺激の場。
奨学生になると、どこでも奨学生のコミュニティやイベントがあると思います。
私のお世話になっている奨学金では年に数回の交流会があり、様々な分野で活躍されている卒業生と交流することが出来ます。
留学自体は1-2年のことですが奨学生のコミュニティは一生続いていくものなので、そこで多くの人と巡り会い、刺激を貰えるのは大変魅力的だと思います。
奨学金に合格して損することは基本的にありませんので、皆さん気合をいれて応募しましょう!
幸運を祈っています。
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