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ジャズの街Day1-3 新天地へ

ジャズの街NOLA編

古き良きジャズの街 New Orleans

熱帯の国タイでの生活を終えて、アメリカはルイジアナニューオーリンズへとやってきた。アメリカ南部に位置し、ヒューストンやオーランドから飛行機でだいたい1時間ぐらいの場所である。

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かつて奴隷貿易の拠点として栄えたこの街でジャズは生まれた。黒人たちの苦しい魂の叫びが音楽に結びついたのである。また、フランス・スペイン統治領でもあったため、様々な料理が混ざり合い、新たなカテゴリの食文化を生み出すことにもなったのだ。街を歩くとメインストリートであるCanal streetには可愛らしい路面電車が走り、個性的な建物が所狭しと並んでいる。ニューヨークのような大都会とは違い、穏やかな空気が流れている。夜になるとどこからともなくトランペットの音が耳に入る。確かにこの地にはジャズが根付いている。そんな情緒溢れる街がこれからしばらくの間、僕のお家なのである。

居心地良いゲストハウス NOLA JAZZ HOUSE

こちらに滞在する間は大学の寮を借りるのだが、入居手続きは平日にしかできないため、1泊だけゲストハウスに滞在することにした。ニューオーリンズのホテルの多くは観光地であるフレンチクォーターに集中しており、宿泊料も当然高い。奨学金を頂いてるとはいえ、アメリカの高い物価の中で生活するには、節約も必要ということでお手頃な価格でかつ清潔そうなゲストハウスを探してみた。そして実際に宿泊したのが、NOLA JAZZ HOUSEである。ニューオーリンズのメインストリートであるCanal Streetに面している好立地にも関わらず、お値段は1泊朝食込みで30$という安さである。フレンドリーなスタッフに、清潔な室内。WiFiももちろん完備で快適に過ごすことができる。

ちなみに僕はこのゲストハウスでフランス人医師と偶然出会った。彼女は内分泌代謝内科医で、学会のためにニューオーリンズにやってきたという。僕の取り組んでいる研究テーマの1つに糖尿病があるため、しばし糖尿病トークで盛り上がり、楽しい時間だった。こういった出会いがあるのもゲストハウスの魅力である。是非ニューオーリンズを訪れる際にはNOLA JAZZ HOUSEへ。

そして研究生活もスタート!

僕が所属するObesity Research CenterTulane大学のメインキャンパスではなく、医学系キャンパス内にオフィスを構えている。観光地として人気のあるフレンチクォーターから徒歩10分で、シェラトンなどの一流ホテルが並ぶ街の中心部に位置する。研究室は僕を含めて8人程の小さな規模で、そのうち6人は中国系というアジア人のみという特異な人口構成である。ラボのメンバーはボスを含めて非常にフレンドリーで助けられている。昨日は、IDの発行待ちでインターネットにも接続できず、暇を持て余していたのだが、今日からは研究も本格始動だ。世界でも有数の研究者の指導のもと、1ヶ月という限られた期間でどこまでやれるのか、自分でも楽しみだ。

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